このサイトは、仙台市クリエイティブ・キャンペーン事業の採択を受けて立ち上げています。

「ちゃっこい仙台駄菓子chacco」は、現在、仙台駅2F店とエスパル仙台B1店で絶賛販売中です。

震災後、仙台市が立ち上げた「創業スクエア」は、東北全体の産業復興の牽引を目的に、復興の過程で生まれる新たな需要に対応した商品・ビジネスの創出を図り、競争力の向上などを支援するプロジェクトとして、これまで「ビジネス相談」と「スクエアアカデミー」を柱に震災復興をサポートしてきました。
3月27日には「仙台駄がし本舗日立家」さんのメディア向け新商品試食会を開催。「新しい仙台土産を!」というキーワードのもとに開発された、「新・ちゃっこい仙台駄菓子chacco」は、日立家さんの無添加&オーガニックな優しい味わいをそのままに、これまでの仙台駄菓子のサイズやパッケージを20代の若い女性向けにリニューアルした商品。懐かしくて新しいビジュアルとナチュラルな味わいで評判を呼んでいます。
こうした商品開発プロジェクトを創業スクエアでトータルコーディネートしているのは、ブランディングディレクターの氏家滉一さん。音楽プロデューサーとしてスタートし、東京と仙台の2拠点で会社を経営。都市計画、地域再生、コミュニティデザインをベースに、さまざまなプロデュースや地域・企業のブランディング、プロジェクトデザインまでを幅広く手掛け、東京では「丸の内朝大学」コンテンツプロデュース、仙台では東経連のビジネスセンターナビゲーターなども担当しています。
「震災後は、東北の復興を経済の側面から支援したいと、創業スクエアの立上げ当初からプロジェクトマネジメントを担当してきました。震災から丸3年が過ぎた今、経済活動における復興支援が、ますます求められていくと考えています。創業スクエアでは、これまで地域事業所に対する商品開発やマーケティングの側面からビジネス支援を行ってきましたが、今年度はブランディングに特化した支援を行っていく計画です。東北の地域産業がこれから真に復興していくためには、全国レベルで評価される『商品力』、そして『発信力』、『商品の差別化』を強化していかなければなりません。より多くの皆さんにこの事業を知っていただき、ぜひお声かけして欲しいですね」と氏家氏。
創業スクエアが今年度開催する「スクエアアカデミー」では、“中小事業者がビジネスに勝つためのブランディング”をテーマに、マーケティング、ポジショニング講座やブランディングの実践を学ぶセミナーを、年12回程度、開催予定とのこと。震災から3年。復興とクリエイティブをつなぐ新たな取り組みに、大きな期待が集まっています。
リバイブ仙台運営事務局 藤岡 智恵子